2011年3月10日木曜日

「賃貸事業の強固な収益基盤構築へ」新中計を策定 NTT都市開発グループ

 NTT都市開発グループは、現行中期経営計画の最終年度にあたる2010年を初年度とする3カ年の新中期計画を策定した。想定を超えた景気後退に伴って不透明な事業環境が続くとの判断から、外部環境の変化に迅速に対応することを目的に、事業基盤の再構築と、財務の健全性に配慮した成長性の追求を中計の基本方針とした。

 具体的には、この3カ年で12万7,700平方メートルの新規供給を計画している不動産賃貸事業では、既存物件の収益力向上と開発力を生かした投資を推進していくことで強固な収益基盤の構築を目指す。

 3大都市圏中心の展開を目指す住宅分譲事業では、高い資産価値を保てる良質住宅としてのウェリス(WELLITH)ブランドの確立と、たな卸資産残高をコントロールしながら開発種地を確実に取得していくことで収益力強化と安定的な利益創出を図る。

 最終年度の2012年には、営業利益260億円(2010年3月期実績161億円)の利益目標を掲げた。

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